昔、もっと若かった頃よく言われた言葉に「いまどきの若者はね」という言葉がある。
大抵、年配者が自身の若い頃と比較して否定的な意味で使われていたので、随分反発した記憶のある言葉だ。それが、最近 ふっと自然にでるようになった。
とはいえ、今日 ご紹介する若者とは、なんとスタッフのタッチャンです。
先日、彼より報告があった。「いやー これでやっと毎日シャワーが浴びられます」
日頃、タッチャンは銭湯に仕事の帰りに寄っているとは聞いていた。タッチャンの住いは高級住宅街の一角に残る戦後のアパート(風呂無し、台所無し、クーラー無し、共同トイレ)の代表的なスタイル。
数年後には解体されるらしいが、今でもこういうアパートが残っていた!魅力的なのは、家賃が安いことと大家さんが親切なことという。
「一体、どうやってシャワーを作ったの」と聞くと、大家さんの許可を得て、ポンプを買ってきてもう一人の住人と割り勘の手作業で創ったとのこと。こうして、ああして動かして、シャワーからお湯がでます。と説明してもらったが、半分は理解不能。でも、お金をかけないで生活するたくましさだけはよくわかった!
たくましいいまどきの若者もいるのよ。
マダム