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Galerie vivant アートブログ~空のように自由に~

Galerie vivant アートブログ~空のように自由に~

2011年11月23日水曜日

タンタンオレンジポスター

今年の秋頃から、タンタンの話題が目につくようになった。

タンタンは一昔前、パリに滞在していた頃からいたるところで目に入っていたので、てっきりフランス
で、フランス人が大好きな子供向け漫画くらいの認識しかもっていなかった。

それが、「何故、今日本で話題に?」とおもったら、12月からスピルバーグの
「タンタンの冒険」という映画が上映されるとのこと。改めて、タンタンのことを
調べると、フランスの作家ではなくベルギー作家エルジェの物語ということが
わかった。今頃知って御粗末とも思えるが、こういうことがなければまったく
くわしく知る機会が無かった。
ところが、このタンタンのポスターを自分で持っていたことすら、ずっと忘れていた!
年々記憶力の衰えを実感しているが、気をつけよう。
                  
倉庫でいろいろなポスターを探していてたまたま見つけ出した。サヴィニアックのポスターの中にあり、サヴィニアックのことだけは、覚えていたのに、タンタンのことは気にしていなかった。

サヴィニアックはフランスで活躍していたポスター作家として、日本にもファンが多い。
彼がエルジェのタンタンをモデルに制作したタンタンオレンジのポスターは非常にインパクトがある。
1962年に印刷されそのまま保存されていたため、色も鮮やかに残っている。
大型サイズなのは、地下鉄などに貼るためのサイズだ。今では、ほとんど入手不可能な
レアーヴィンテージポスターになっている。

タンタンの前髪のカールは今のファッションと同じに見えるのに、100年も前の話としって
時代感覚が一度に錯綜した。


2011年11月9日水曜日

■古き良き日本家屋のポスター

今回ご紹介するは千駄木の歴史ある日本家屋に飾られたポスターをご紹介します!


壁には四枚の物が貼られています。

一番左から日比野勝彦さんのポスター。

二番目は・・んーなんでしょう。。私の家ではないので分かりません・・んー
誰の部屋でしょう・・

三番目は横尾忠則さんのポスター。んー何ともこの歴史ある家屋とマッチしております。

四番目は手ぬぐいです。が歴史ある家屋特有の土壁に引っ付いているため、
接着物は使用していません。

ポスターのある部屋。

素敵じゃないですか。

部屋は我がヴィヴァンスタッフの山本嬢の部屋でした。チャンチャン♪

■最近特に目に入ったポスター

写真がぼけてすいません。
みなさんもうこのポスターは見ましたか?
北千住駅で見かけた、ここ最近張られてるポスターです。

しばらくブログはさぼり気味ですが、常にポスター
には気を付けて見ているつもりです。
が、ブログに紹介しようというポスターそのものがあまりありませんでした。。

紹介したいなーと思うポスターは昔から変わらないスタイルのいいちこ
のポスターぐらいです。
いいちこのポスターだけはいつ見てもハッとさせられるもんです。
あまりにも美しいポスターなのでパッと見、どこかの美術館の展覧会ポスターに
見えてしまう時さえあります。


そんな中


これは、久々に「お」っと思うポスターだと思いました。
まず、目立ちます。

でも目立つだけじゃなくレトロ感を生かした見せ方だと思います。
そして文句は「行くぜ東北!」

JRは毎回どこかの地方ををテーマにして大々的に宣伝していますが、
最近、どうやら東北には特に行って欲しいようです。

2011年8月26日金曜日

■母の俳句と万華鏡



                「花曇り

                     卒寿に夢む

                             万華鏡」

これは、今年90歳を迎えた母が、作った俳句です。 記念に万華鏡を作って欲しいという母の
願いを託したのは、アメリカで70年代から活躍しているキャロリン ベネットさんでした。
彼女は70年代半ばから、アクリルの筒の中に綺麗な絵をいれ、置物としても楽しい万華鏡を作っていて、グッゲンハイム美術館のオーダーによるオリジナル:モンドリアンの絵をいれた万華鏡も有名です。 
                                                              母の好きな花「二人静か」と、母のポートレート、記念の手書きサインをいれ、母の好きな
紫色を使ったデザインは、タッちゃんが担当。オブッジェクトの色合いは、ベネットさんにお任せして、希望としては90という数字をいれていただくことにしました。
いろいろベネットさんと連絡を取っている間に、母から連絡があり、俳句を作ったのでこれも
箱の中にいれて欲しいといわれ、それなら筒の中のイメージに組みこんだほうがよいということに
なり、再度タッちゃんがデザインし直し、やっと完成しました。
90歳という年でも、尚達筆な筆遣い、俳句にも人生の様々な思いを込め、素敵な記念になりました。

2011年7月31日日曜日

■我が家のポスター公開2

今日はバスルームに飾ってあるポスターです。


以前にも紹介したナイーブアートのイワン ラブジン:IVAN RABUZINの展覧会ポスターです。

1965年のヴィンテージポスターです。

そんなポスターを浴室に!?

大丈夫です。完全ビニールコーティングしてますから・・

バスルームってどうしても殺風景になりません?しかも男の一人暮らしのユニットバスなんて、
ただ用をたして体をきれいにするぐらいのパンの耳みたいな存在です。

そんな空間にこんな価値のあるポスターが!
もうトイレに行くのが楽しみでしょうがありません。

ラブジンの隣の小さなシャガールとピカソの絵はコピーです。(_ _)
なんか、この浴室をお気に入りの絵でいっぱいにしたいです。


タッちゃん

2011年7月25日月曜日

■ポスター撮影2

今日は大型のポスター撮影です。

前回紹介したような撮影方法では、大きなポスターになると画面に入りきれなくなります。(ポスターを寝かせた状態で撮るため)

なので大型ポスターは壁にかけて撮影します。


こんな風に。

大きさは・・


このくらいです。1メートルを超えるポスターです。
部屋なんかに飾ると、かなり迫力がありますよ。
以前紹介した町田倉庫で撮影したサビニャックのポスターも大きかったですが、
一般家庭向きではないですよね。

このポスターはジャズフェスティバルのポスターのようですね。

シルクスクリーンで鮮やかで軽快な色使いはジャズというよりは
サンバって感じもしますが・・・

真ん中の人物は、肉付きの良いおばちゃんがハイテンションで踊っている様に見えるし。

飾って元気になりそうです。




タッちゃん 

2011年7月24日日曜日

■我が家のポスター公開

今日は恥ずかしながら我が家のポスターをちょっと紹介します。

オシャレな部屋を演出するアートポスター・・・アートと暮らすハイセンスライフ・・・・・

っと少しは宣伝になればいいのですが、
あいにくタッちゃんの部屋はそういう宣伝になるような部屋ではありません。。


永井一正さんデザインのポスターです。1986年に我がヴィヴァンのマダムが企画した
メッセージフロムトーキョーの際に制作されたヴィンテージポスターです。

ヴィンテージポスターをじか張り??

っとお声が聞こえてきそうですが。
ちゃんと壁やポスターに跡が付かない特殊な粘着シートで貼っています。

ちゃんとフレームに入れて飾りたいのですが。。そうすると壁に穴を開けないといけないわけで。。。賃貸マンションに住んでるタッちゃんとしてはそこまで思い切ることができません。。。。

ヨーロッパの方は賃貸物件でも壁を塗ろうが、絵を描こうが、穴を開けようが、やりたい放題です。その代わりに退室する時は壁をペンキで白く塗って出ていくのが一般的なんですね。

そういった意味でなんか日本って変にあれやっちゃダメこれもダメってところありません?
賃貸部屋だけじゃなく色々そうですよね。。。ぶつぶつ・・・

ま、自分で部屋や家買って、いいようにやってよってことなんですが。。。


それはさて置き、この永井さんのポスターは僕のお気に入りで、
毎日目の前にするポスターです。

今こんなポスター(デザイン)あります?
こうくる?って感じのデザインポスターです。それでいて飽きず、いつ見ても軽快で・・・・

ともかくアートがある空間はなんとなく気持ちが豊かになるような気がします。





 タッちゃん

2011年7月23日土曜日

■ポスター撮影

今日は土曜日。

土曜日はわたくしタッちゃんが一人の事が多いです。

万華鏡を見にくるお客様とも話せてうれしい曜日でもあります。
今日も沢山のお客様が暑い中ご来店下さいました。
うれしい限りです。

普段はショップチーフの山ちゃんがショップを担当しています。

今日も接客させて頂く傍ら、せっせとポスター撮影に励みました。ちょっとその風景を・・・

分かりますか?

ポスター保管引出しの上に上がって、ポスターを寝かせた状態で撮影しています。
ちょっとお行儀が悪いですが、効率がいいんですねー

自分の影が映らないように照明の当て具合なんかも考えて撮影してます。

後はパソコンで色や光、形を現物に近い状態にお手入れをします。

うちのヴィンテージポスターは20、30年前の古いポスターが多いので、傷や汚れがあればそれも撮影して説明を付け加えます。

長時間この体制で撮影を続けると腕がプルプル震えだして写真がぶれてしまいますので
他の作業と並行して時間配分を考えたりもしています。

しかし今日も暑かったー
汗っかきのタッちゃんは最近ジャスミン茶で水分補給しています。


タッちゃん







2011年7月22日金曜日

■パウル・クレー展


昨日、パウル・クレー展にいってきました。台風がそれて、そのなごりか風が気持ちよく吹きとても涼しい1日でした。

2011年7月21日木曜日

■アメリカ人も昔は足が短かった?

最近せかせかとポスター撮影をする、わたくしタッちゃん。
せかせかとポスターの詳細をマダムに聞きます。

あるポスターの詳細。

リトグラフだったかしら。。。オフセットだったかしら。。。でもこの時代にオフセットがあったのかなぁ。。。ぶつぶつ。。。

っとマダムは詳細を調べにポスターのもとに行きます。


そしていつものようにマダムの談話が始まります。


「アメリカ人も昔は足が短かったのねー  見てこの女優、足短めよねぇー日本人も最近若い子とかスラッとしてるわよね。 フランスも30年前はみんな足が短かったのよー」

それにノって経理のMさんが、「でも根本的に腰の位置が違う気がしますよねー。」


っとこの、たばこのポスターから話がどんどん脱線していきます。




確かに。。ポスターの女性は欧米人にしては足の長さが物足りない気が・・・・あと最近の小学生とかやけに足が長くてくやしいです。。僕も20歳遅く生まれてれば。。。っとか想像しちゃいます。 ちょっと足が長いタッちゃんを想像しちゃいました。

そうかー外国人も昔はみんな足が短かったのかなー?

・・・で、マダム。このポスター、オフセット、リトグラフどっち?




タッちゃん







2011年7月18日月曜日

■町田倉庫にて

昨日はポスターや版画などが大量に眠っているヴィヴァン町田倉庫にて撮影をしました。

日曜日なのに働き者のタッちゃん。家から2時間の小旅行で町田倉庫に到着です。


今日はサビニャック(レイモン・サヴィニャック:Raymond Savignac)を中心にもくもくと撮りまくりました。

一枚一枚取り出し、壁に設置、照明やカメラの位置を調整、撮影、痛んだ部分や文字情報も細かく撮って全体のサイズも毎回測ります。(この後パソコンでの作業になります。)

もくもくと楽しみながらも一つ一つこなしていきます。


写真はちょうどサビニャックのヴィンテージポスターですね。
折り目や破れがあって痛んでいますが当時の貴重なオリジナルポスターです。

ちょっと撮影で散らかって見える倉庫ですが、地下で温度は一定?除湿器+24時間扇風機で湿気対策、管理しています。二日おきにマダムもチェックに入るヴィヴァンの核でもある倉庫です。


さて今日の山場。大型のサビニャックポスターの撮影です。


手に持っているのはペットボトルです。。大きさを比較したかったんですが、分かりにくい?
ともかく160センチ程ある大型ポスターです。成人女性が二人並んだぐらいの大きさですね。

個人的には全部一人でやらないと気が済まないタッちゃんですが、これ以上大きいポスターになると
お手伝いが必要になるでしょう。

気づけば日も沈み暗くなっていました。

行きと帰りの電車で一冊の本が読めました。原田宗徳さんの「ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行き」。終始電車の中でニタニタしていました。面白しろいです。

タッちゃん





2011年7月17日日曜日

■ポスター小品展開催中です!


ただ今、ヴィヴァンではポスター小品展を開催中です!
ホームページや看板で使っている
このうさぎのポスター、

ベルギー出身のフォロンの作品です。この作家、思わず ニヤッとしてしまう作品を描きます。



エジプトのスフィンクスでしょうか。静かにして欲しいようです。


ちょっと、みょうがっぽくて美味しそうにみえるのは、わたくしだけでしょうか。。


っとすぐれたセンスとユーモアで世界中にファンをもつ巨匠イラストレータです。

今回の展覧会にも何点かフォロンを展示してますので是非銀座にお立ち寄りの際にはお越し下さいませ。


タッちゃん

2011年7月16日土曜日

■目を奪われたポスター

最近わたくしタッちゃんはポスター撮影に追われています。7月終わりから販売サイトでポスターや版画特集を大々的に予定しているからです。

ペースとしては毎日10点撮影、ページつくり、アップを目標にしています。

7月終わりまでには100点ぐらいアップしたいです!

掘れば掘るほどわんさか出てくるポスター達・・・・


さて今日は目を引くポスターを発見・・



イワン ラブジン:IVAN RABUZIN のポスター。

この爽やかでどこかあどけなく踊るような風景が印象的です。

パラダイスのようでどこか一定の距離感を保ち続けている様なたたずまいを感じました。

これまた一目惚れしてしまいました。

イワン ラブジンは素朴派(ナイーブ アート)の作家です。

ナイーブアート・・・わたくしタッちゃんは、この素晴らしいアートの事がしばらく頭から離れておりました。

ドイツにいた頃、僕の描いた絵を見たある人が、「ナイーブアートみたいだね。」

っといってクロアチアにあるナイーブアート美術館のパンフレットを見せてくれました。素晴らしい!と感動したのがナイーブアートとの出会いでした。

説明しますと・・・・

一般には、画家を職業としない者が、正式の教育を受けぬまま、絵画を制作しているケースを意味する。すなわち、その者には別に正式な職業があることが多い。

素朴派の作品は、対象を写実的に描写した、具象的な絵画であることがほとんどであることから、一般的には前衛性がないが、例えば、アンリ・ルソーの一部の作品などについては、前衛的な要素(幻想性等)を認める考え方も強い。

・・・すいません。ヴィキペディアからの引用です。最近ではどうもこの意味だけにとらわれず使われている言葉のようです。日本ではちぎり絵で有名な山下清っていうとわかりやすい?興味のある方は検索してみてください。「ナイーヴ・アート」(Naïve Art)


しかしこの僕の絵をナイーブアートみたいだねっと言った彼、

本音は

「美術をやっている人の絵とは思えないね。」

なのか

「素晴らしく自由でイキイキした絵だね。」

どちらの意味で言ってくれたのかドイツ語だったのもあり、定かではありません。汗




タッちゃん

2011年7月15日金曜日

■ レイモン・サヴィニャック



わたくしタッちゃんもマダムも最近めっきりブログ更新を怠けておりました(@_@)


サヴィニャックのポスターです。先日発見、販売サイトにアップしたところしばらくして売れました。
日本でもサヴィニャックは人気が高いですねー

レイモン・サヴィニャック(Raymond Savignac)は独学でデザインを学び、1935年からヴィヴァンでも多く所有しているポスター作家カッサンドルの「アリアンス・グラフィック」で彼の指導でポスターを描き始めました。1949年になってモンサヴォン社の牛乳入り石鹸の広告で成功を収めます。
もう少し詳しいことはマダムに聞いてみる事にしましょうー

っと思ったらいつものように何も言わずにお外に行かれていました。

しかしこのポスターボロボロです。。買った当初からこうなのか保管のせいか。。。うーん・・

っと思っているところマダム登場。

ふむふむ。なにやら当時フランスの地下鉄に実際張られていたもののようです。
よく見ると左下に切手のようなものが張っていますが・・・・

これはポスターを地下鉄に張る業者に渡った際の引き渡し印のようなものだそうです。
さすが・・・かなり貴重です。お買い上げ下さったお客様もお目が高かった訳です。

まだ町田倉庫に大型サヴィニャックポスターがあるということで、近々撮影に向かいます。
またレポートします。




たっちゃん

2011年4月14日木曜日

Our thoughts with you

東北関東大震災の状況を知れば知るほど、いかにその破壊力が凄かったかがわかり、しばらく放心状態がつづいていたが、やっと世の中も平静を
とり戻しつつあるように思われる。
その間、世界各国のアーチスト、知人からほんとうにたくさんの励ましのメールをいただいた。わざわざ海外から電話をかけてくださる方もいた.
そして、一番心に残ったことばが、この「Our thoughts with you]だった。心から心配してくださる思いが伝わりうれしかった。
情報社会では、心の伝わり方も早く、広いというのが実感。

2011年3月23日水曜日

ドイツに避難?

震災にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
11日にブログを書いていたころは、この地震の規模がわからず、翌朝家に帰ってはじめて、その驚異的な破壊力と被害を知った。
翌日から、海外の知人からの安否を気遣うメールが届きはじめた。
こういう時には、世界中みんな心配しているということがよく分かりうれしく、
感謝の気持ちで一杯になった。
先日、30年ぶりにネットで再会したドイツのエヴァからはメールがこないななど、勝手におもっていると、突如一週間ほどして、URGENT.....というメールが届き、何度もメールを送ったのに返事がないという心配しているメール。無事を告げ、今は原子炉の問題が深刻化している旨を伝えると、さっそく返事があり、ドイツに避難しないかという。情報だけで判断すると部分が拡大され距離感がなくなり心配だけが加速する。心配することはないよと
返事をだしたが、実際原子炉の現場で作業する方々のことを思うと、友人のお誘いはうれしいが複雑な気分になった。

2011年3月11日金曜日

皆様ご無事でしたか?

4月開催予定の安曇野での万華鏡展のリストを用意していると、突如
揺れが始まり、最初はすぐ収まるとたかをくくっていると、だんだん激しくなり
これは、普通と違うとスタッフ(今日は、社長以外のタッチャン、山本さん、
南さんの全員がそろっていました)一同事務所をでて、万華鏡を点検しはじめたところ、一層揺れが激しくなり、あわてて階段から外にでると、あちこちのビルから人がでて、まるで銀座祭りのような賑わいになりました。
外から見ると、ビルのガラスが何枚も割れていて、豪さんの後ろの
ガラスにも大きなひび割れが入っていて驚きました。
携帯のニュースで三陸沖に起きた地震の影響ということがわかりましたが、
一時間ほど、寒空のしたで地震の収まるのをまってやっと事務所に戻り、
万華鏡を点検したところ、幸い大型の万華鏡はじめ多くが無事でほっと
しました。
それにしても、今は夜8時ですが、他のビルの明かりもまだついていて、
交通がすべて絶たれているため、どこも残業せざるを得ないのかもしれません。
南さんも山本さんも実家が都心のため、歩いて帰るということで先ほど退社。残るはタッチャンと私のふたり。今夜中に電車に乗れることを願うばかり。
それにしても、いざという時こんなに携帯が通じないものかと、もう少し
なんとかならないものかと思うばかり。でも、ドコモは、まったく通じなくて
絶望的気分だったが、突如山本さんの携帯に電話がかかり、なんと
豪さんからの電話。AUなら通じる事がわかり、山本さんに電話したとのこと。無事がわかりほっとしたものの、今も尚余震が続き今夜は、画廊泊の可能性が強い。
それにしてしても、スタッフ一同揺れのなかを、万華鏡をかばうため、逃げる
ことよりかたずけることを優先したため、絵も万華鏡も無事でした。
スタッフのみなさんに感謝します。

2011年2月17日木曜日

庄漫さんが18日夕方5時のBSで紹介されます!

上海出身の銅版画家:庄漫さんが日本で活躍する中国人として取材された番組が、NHKのBSで、18日夕方5時より放映されます。




庄漫さんの繊細なメゾチントの作品を知ったのは、数年前にたまたま送られてきた展覧会の案内状だった。銅版画を制作する作家は多いが、メゾチントは非常に細かい作業のため、日本でも制作する作家が非常に少なく、作品を観に行ったのが最初だった。

                                   その後、連絡をとり展覧会をしていただくことが決まった。その時、わかったのは、庄さんは日本に来る前、上海で歯科医をしていたのに、そのキャリアを捨て、日本に留学してから版画をはじめたということだった。なぜ、メゾチントという細かく、独特の忍耐がいる技法をあえてえらんだかということも、歯医者さんの細かい作業と結びついて、理解できた。



その後、画廊のホームページで、庄さんの紹介などを続けたところ、NHKの番組を制作しているディレクターから、連絡がはいり、今回のドキュメンタリー番組での紹介となった。



日本にきて10年近く、もくもくと制作を続ける庄さんの作品が注目されるのは真近いと思われる。

関心を持った作家が、成長する姿をみるのは、ギャラリストとして一番

うれしいことだ。

2011年2月16日水曜日

40年ぶりの手紙

先日、ドイツから封書が届いた。
名前をみて胸が躍った。まさかと思いながら文を読むと、まぎれもなく
あのエヴァからの便り。しかもその中に、すっかり忘れていた二人がうつっている写真のコピーまで入っていた。若い!若かった!
80年代まで文通が続き、その後彼女が引っ越したため、音信不通になっていた。
突然の便りに驚き、彼女の知らせてきたアドレスにメールを送るとすぐに
返信があった。ソルボンヌのクラスでは、首席に近い成績であったキャリアを生かし、ドイツでフランス語の先生を33年つづけ、最近退職したという近況が記されていた。ネットで私の結婚後の名前と息子の名前で探したところ、おそらく私ではないかと思うサイトに到着して、私かどうか確認するために、ネットでみたギャラリーの住所に手紙を送った旨、伝えてきた。
すぐに会いたい。ヨーロッパにこないか。私が日本に行こうか。などまるで恋人からのようなうれしい便りに、次回のヨーロッパ旅行にはドイツを入れなければとおもっているところです。
こういうことがあるとネットの凄さが実感できる。それにしても、お互いに
長生きしていてよかった!

2011年2月4日金曜日

新聞の威力


ポスタースタンプ展の案内が朝日新聞のマリオン欄に掲載されてから、
連日お客様がお見えになる。新聞に紹介されているのは、ごく僅かなのに
それでも関心を持ってくださり、わざわざ来てくださるのは、本当にうれしい。
そもそも、ポスタースタンプの存在がいままで注目されたことはほとんど無い。日本での研究者もなく、文献もないため、この展覧会が無ければ、
まったく歴史の中から消えてしまいそうなものが、こうして少しずつ陽の目を
みる事になる。
画廊の仕事とは、このように無を有にかえるための果てしない旅をすることのように思える。

2011年1月18日火曜日

■レアポスターセット

先日お伝えした超レアポスターをご紹介します!

もうすでにヴィヴァンのHP内の、ある場所で紹介していますが、とても貴重なポスターです。

室内よりも外の方が暖かい「ヴィヴァン倉庫」のさらに「地下」に大切に保管されていたところを引っ張り出してきました。
この地下は極寒で、ある人は「ここは日本海ですか?」ある人は「町田で一番、日照時間が短い僻地」と謳うほど・・・

さてポスターの作家面々ですが、ビッグネームばかりで驚きます。1986年、当時からの売れっ子達の七人に直接マダムがアタックしてパルコの協賛のもと特別に作ったポスターなんです。

つまりヴィヴァン以外にこのポスターを持っているところはないんですね。だってヴィヴァンが企画で作ったポスターだからです。

その後この7点のポスターはニューヨークのアートエキスポに出品され良いリアクションを得ました。

30セット程あるこのポスターを私、タっちゃんも購入、部屋に早速飾らせてもらってます^^
僕は特に永井一正さんの、このポスターに度肝を抜かれ、一目惚れでした@_@

永井さんは昔よくヴィヴァンにも遊びに来てくれていたそうです。
久里さんは今でも、「(マダム)居る?」と、ひょおこり、いらっしゃいます。
佐藤晃一さんとは去年偶然にも高崎美術館で万華鏡展X佐藤晃一展でタッグを組みました。
緒方一成さんは、ずっとヴィヴァンと共にいる方です。このブログでも登場しています。

今、毎日この素晴らしいポスター達に囲まれてビールを飲んでいるタっちゃんでした。


2011年1月15日土曜日

■韓国からのお客様

最近よく若いお客様がいらっしゃる。日本の方とおもって話しかけると、
まったく通じない。時には、片言の英語で話したりして、やっと分かったことは、韓国の「東京アートガイドブック」にギャルリーヴィヴァンが大きく紹介されているためだった。かなり厚くてりっぱな本で、韓国でも人気がある本とのことだった。日本人と識別できなくても、ほとんどの方がこの本を手にしているので、すぐに分かるようになった。
ヴィヴァンの万華鏡が目当てのようだが、韓国にはヴィヴァンで紹介しているような万華鏡がないため、みなさん大感激してお帰りになる。
今日来た方も、万華鏡とポスタースタンプはまったく初めて見た物で、
きてよかったと話していた。この喜びの輪がなんとかして広まるように
したいと日々考えているところです。


マダム

2011年1月9日日曜日

■ポスタースタンプ展。近日発売予定超レアポスターセット!

あけましておめでとうございます!
ヴィヴァンでは新年第一弾企画としてポスタースタンプ展を開催いたします!

切手でもポスターでもない、日本ではほとんど知られてない広告媒体です。どうぞこの機会にポスタースタンプに触れてみて下さい。
額付なのでちょっとしたインテリアにもとても可愛く、レトロでお薦めです^^

次は私、タっちゃんが町田のヴィヴァン倉庫から引っ張り出してお届けする超レアポスターセットを近日中に公開いたします!
乞うご期待!

タっちゃん