今月末で最終日になる、ベルギー作家のマーニックス エバレートの版画を
現在展示しています。すっかりブログとご無沙汰していたのは、高崎市美術館での
大規模な万華鏡展の準備があったため、無事スタートして少し気を休めていたことも
あります。
さて、このマーニックスに同行して来日した奥さんは、ベルギーでインテリアコーディネータアーをしているとのこと。
飾りつけをはじめたとき、版画と同時に展示していた常設の万華鏡を全部片付けはじめた。2人で夢中になって版画を色々移動させ、万華鏡の展示台もどんどん移動。
テーブルの上に敷いていたクロスもはがしはじめた。まったく言葉を挟む余地もないほど真剣に2人でいろいろ話し合っていた。もう2人に任す他ないと思いつつ3時間あまり。すっかり片付いたギャラリーは、まったく新しい空間に変身していた。
ゆったりした配置に万華鏡を置き、版画も日本では普通の掛け方の一列方式をやめ、
作品のイメージにあわせて 大小自由な組合せに展示していた。いままでのギャラリーの
雰囲気とは違う個性的な空間になり、万華鏡と一緒に展示しても違和感のない素敵な雰囲気になっていた。センスとはこういうことと目からうろこでした。好評につき7月31日まで延長となった展覧会を是非みなさんに見ていただきたいとおもっています!