前回のブログから大分日にちが過ぎてしまいました。再開と宣言したのに。。。。。
月曜日から「夏目漱石遺墨木版画展」がスタートしました。
昨日たまたま寄られたお客様とお話しをしていると、その方がなにげなく「生前戒名」を
ご自分で決め、その名前の一部がなんと「則天去私」と知り、漱石の遺墨木版画集の
第一巻にその文字がはいっていることを伝え、元本をお見せすると大変感激なされました。
「則天去私」という言葉はしっていたつもりでも、それが漱石の言葉であったことは、
この遺墨木版画集に巡り合い、いろいろ調べているうちにわかり、これで長生きしてよか
ったという変な納得の仕方をしていたところでした。則天去私の言葉の意味も今なら、
そのまま素直に理解できる言葉として深く受け止められますが、いままでは言葉の記憶
程度で過ごしてきた気がします。
おもいがけず、お客様との会話からいろいろな世界が見えてきました。