先月、日経新聞の記者が「ポスタースタンプ」の取材に何度か見えた。
ポスタースタンプとの出会いは、今から20年ほど前になるが、当時ポスターに興味を持っていた関係で、一目でこの小さなスタンプが、広告宣伝媒体として非常に意義深いものだと直感した。
それ以来、いろいろな文献探しやルート探しに奔走した時期があったが、日本では全く研究の対象になっていなかった。
なんとかして、ポスタースタンプを世にだしたいと、一人思い込んでいたが、とても一人で処理できる
内容ではなく(数も未知数、資料も無い)、いつの間にか関心は、万華鏡のほうに移ってしまった。
昨年から、やっと万華鏡から手が離れ、元来の絵画やポスターなどの紹介に時間がとれるように
なったため、長年の課題であったポスタースタンプの紹介もすこしずつ出来るようになった矢先の
取材であったため、非常に嬉しい事だった。
ついに、11月11日の特集に紹介された。一人の関心にとどめるにはあまりに貴重な内容が
こうして多くの方に知られることは、大げさに言えば文化の一端に新しいページが加わったことにもなる。